毛皮を着替えて~K~

ブログ
この記事は約4分で読めます。

こんばんは。こんにちは。おはようございます。

ゲイとビアンのお気楽パラダイス365日、ミラ子です。

せっかく休日だったというのに、

予定が立て込みましてね…

とてもじゃないけど夜中まで起きていられなかったのですよ。

だから昨日の分は今更新。

猫様とゲイとビアン暮らし。

私担当の猫さま↑の話です。

もともと犬派だった私が、猫さまの虜になったのは

猫博士・ハピ子と暮らすようになってから。

私の親は猫嫌いだったので、

「ちゃんとお世話するから」ってわんわん鳴いても

猫暮らしが許されなかったのですが

その執念が叶って?

今は猫さまに囲まれた暮らしをずっとしています。

ボッチが交通事故に遭う前くらいの時期、

立て続けに猫様やワンコが虹の橋を渡って

かなり精神的につらい時期でした。

その中には、孤高のKという

シルバータビーのおばあちゃん猫も居ました。

彼女は洋猫とのMIXで、

とてもきれいな顔立ちをして

いつも私の後を追って見守ってくれる子でした。

「自分のせいだ」とか

「もっとお世話できたはず」とか

至らなさを責めたり。

こんな思いをするくらいならもう

新しく迎えないと考えたりしました。

数年の時が流れて、

とあるサイトを覗いた時

サバ白にゃんこが気になりました。

「Kに似て女王気質かもなぁ」

「顔がすごく似てるなぁ」

と写真を見た時に思いました。

亡くなった、うつくしいKちゃんを思い起こしたのです。

そろそろ新しい子を迎えたい、とハピ子が計画していて

サバ白の隣の、茶白の子を見に行こうと決めました。

実際にお見合いすることになって、

茶白の子のケージの前に立った時

ふとサバ白の子と目が合いました。

こちらの姿を認めるなりその子は

一直線にこちらに走り寄ってきて、

後ろ足で立ちました。

まるで迎えを待っていたかのように。

昔からの知り合いのように

私とハピ子は顔を見合わせ、

ボッチは笑っていました。

茶白の子目当てだったのだけど、

なんだか運命感じてしまって、

サバ白ちゃんを抱っこさせて貰い

やっぱり、このサバ白ちゃんを迎えることになりました。

最初に異変に気づいたのはハピ子で、

「Kにすごくよく似てる」

「しぐさがKそのもの」

驚いて(半ば驚愕)サバ白ちゃんを見ていました。

日を追うごとにサバ白ちゃんはKにそっくりに成長していきました。

しぐさ、癖、鳴き方、遊び方、表情。

しっぽの動かし方…

何から何まで生前のKでした。

ストーキングも最初からしていましたし、

猫一回目とは思えない

ずばぬけた賢さをサバ白ちゃんは持っていました。

サバ白ちゃんがミルク離れをしたある日、

足元に転がっていた背中にむかって

私は呼びかけました。

「Kちゃん」

いそいそ毛づくろいをしていたサバ白ちゃんは

こちらを振り返りました。

その目が、「なあに」

と言っているのを認め

私はその場に泣き崩れました。

いつもは抱っこを嫌がるサバ白ちゃんは

じっとされるがままになり

「会いたかったよ」

「やっぱりKちゃんなんだね」

と嗚咽を漏らす私に

喉を鳴らして応えたのでした。

サバ白ちゃんとKは鏡のようによく似ています。

多くの猫飼いが、

愛しいパートナーが

毛皮を着替えて帰ってくる」という話を

信じていると思います。

私もその話を信じるようになりました。

ただ容姿が似ているというのとは

まったく違う奇跡を、その感覚を

実際に体験したのですから。

サバ白ちゃんはKとは違い男の子ですが

その中身はやっぱり、Kなのです。

だからたまに「K」と呼んでみます。

他の先住猫の名には反応しないのに

サバ白ちゃんは、当然のように振り返ります。

未熟だった私に復讐に来たのかな。

そうだとしたら、きっちり償わないと

長生きしてね、サバ白ちゃん。

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました