ベランダにカナブンの夏3(完)

ゲイとビアン
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かわいく見える人もいるのか…カナブン。

伝説を生み出す女・ミラちゃんが

ベランダで遭遇したのは立派なカナブン。

でも、発見時にはかなり動きが遅くて

弱っているようだったんだよね。

今思えば。

除菌スプレー効かない、

物音立てても動かない。

かといって、直接つついて飛んで来たら怖いし…

ミラちゃんは水をベランダに撒いて、

すみっこの排水?の方へカナブンさんが動いてくれるよう願った。

そう…頭ではなくお尻目掛けて

でも、意外な事にカナブン氏は流されず

それどころかこちらに頭を向けたと思うと

頭を二度三度上下させて(!)

ミラちゃんが撒いた水をゴクゴク飲み始めたんだ。

そりゃ…虫さんも生き物だから水飲むだろうけど

オレ…カブトムシがゼリーを食べるところしか

見たことなかったから

絶句したよね。

そしてきれいな羽を広げて

カナブンさんはお空に飛んでいったのだった…。

あまりの出来事に、二人で放心してしまったのだけど…

同じような体験したことある人…いる?

まず水攻めを選ばないだろからなぁ…。

終わりよければすべてよし、だけど

相当ぎゃあぎゃあ騒いでるな…

オレら。主にミラちゃんが。

森が近いからかな…遭遇率120%のこのおうち。

たまにいるよね…「カナブンかわいい」

って人。勇者?

ベランダサンダル、大丈夫そ?

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