本当にあった毒親の話(15)歪み

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

いびつに歪み始める家族

2歳上の兄とは、いつの間にか

あまり会話がなくなっていました。

両親と折り合いが悪かった兄は

私の中では腫れもののような扱いでした。

母のいびりに最初こそ涙を流していた兄は

そのうち無視をしだし、

母も父もあまり関わらないように

していた時期があったように思います。

「長男だから」

「将来は会社を継いでもらう」

という発言を父がするときには

すこし上機嫌になる兄でしたが

生気がないというか、

全体的に青みがかったグレーの

陰気臭い子供でした。

兄の素行が悪いと両親が悲しむ。だから治ってほしい

何を言っても聞かぬ兄に

母親はキレて泣き叫ぶこともありました。

お皿やグラスの類をダイニングにぶちまけて

妹の名前を呼ぶのです。

自分は死んで、

妹が生き返って

兄が優しくなれば

お母さんは元に戻るかもしれない

小さな脳ミソで一人会議しますが

それくらいしか解決策がありません。

私も、歪んだ気持ちを抱えるようになっていたのです。

自決するのは怖いし、

兄は優しくならないし、

妹は天国に行ってしまって

母は狂ったままです。

あとどれくらい

こんな日々を乗り越えれば

家族は元に戻るのでしょう。