自転車はどこまでも優しかった
食事をとりあげられていた、
と気づいたのは
家族関係調整をする時ですから
この頃から、十年近く経ってからです。
子供をだましたり、
いじめるのなんて簡単ですね。
田舎すぎてスーパーも商店も
歩いていける範囲にはありませんでした。
だから、家に食糧がなければ
必然的に食事は出来ません。
父はよくお小遣いをくれたけど
お金を使う場所がありませんね。
だから、自転車に乗って自販機を目指すのは
唯一の癒しでした。
自販機の良いところ
この時住んでいた村は、過疎地で自販機もあまり
数がありませんでした。
その後、引っ越して「市」に住んだ時には
舗装された道と多くの自販機に驚いたものです。
最初のうちは、子供部屋に持って帰って
ジュースを買い置きしていたのですが
母に見つかると嫌がらせされるので
その場で飲んだり、ごみ箱のある場所まで持っていって
処分していました。
これが自販機でなくて
コンビニだったなら
誰か異変に気付いてくれたかも
しれませんね…。
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