「お年玉と御餅をくれる」田舎のじいちゃん、現る
小学校時代は習い事に明け暮れましたが
中学に入ると、公文と塾と通信教育に変わり
そこに部活が加わりました。
ミラ子母とは対照的に
優しくて明るい、ミラ子母姉(伯母)の一家が
村に泊まりに来た日
祖父と祖母も一緒に来ていました。
ミラ子の家は親戚づきあいが殆どなく
祖父母とも、件のお泊り会や
妹の葬儀などのほかは
年一回のお年玉の発送ぐらいでしたね。
突撃訪問だった様子
祖父母の家は飛行機に乗って
行かねばならないほど遠方にありましたが
ある夏の夕方
突如として通っていた中学校に現れます。
全く聞いていなかったので
非常に驚きました。
母と父が連れ立って
祖父母の後ろに居ましたが
困惑顔で明らかに動揺していました。
校庭で部活をしている時に顧問の先生に呼ばれ
(まだスマホなんてなく、携帯も持ってなかった)
訳も分からぬまま握手をしたのですが…
父も母はもっと分からない顔をしていましたね。
なんせ往来がない。
勘当同然の扱いだったのでしょうから。