本当にあった毒親の話(4)生きながらの死

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子を失った悲しみを乗り越えられなかった母

教育ママっぷりはどんどん増長していき

それに比例するように

母の行いは、異様さが増していくようでした。

亡くなった妹の名前は

とある寺の住職につけてもらったものでした。

私と兄の名は両親がつけたのですが…

妊娠中に気になることがあったのか、

なぜ住職に頼んだのかは不明です。

現代で言うところの「キラキラネーム

を、妹は持って生まれました。

生まれてすぐに妹が病を患ったこと

幼くして亡くなったことに加え

間もなく名付け親の住職も仏さまになられたということが

母の宗教に縋りたい気持ち

大きく拍車をかけたように思います。

両親は兄に強く当たったためか

兄は早くから歪みはじめ

そんな兄を見かねて

「この子には先祖の因縁がある」

などと言うのでした。

私達は生きている、けれど母は死んでいった

施設で育った方や、親を早くに亡くされた方…

本当に色々な家庭がありますが

誰の方がつらい、という目線ではなく

「こういうことが現実にあったんだ」

という視点から

漫画を読んでいただけますと幸いです。

父は最初こそ、母に寄り添って

腫れもののように扱っていましたが

次第に単身赴任が増え、家に寄り付かなくなっていきました。

妹の仏壇の前にはぎっしりと

お供えのお菓子が増え

それはよく入れ替わりました。

私と兄は、食べていません。

母はどんどん太っていって

お化粧をしなくなり、

護摩焚きと送迎以外は出歩かなくなっていきました。

いつもニコニコして

優しかったお母さんは、

妹と一緒に死んでしまった。

そう思わないと、現実の急激な変化に

私はついていくことが出来ませんでした。

第5話につづく

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