風邪を引いても病院へ連れていかないのに。
毒親シリーズ、ミラ子性的虐待編は
もう少しで終わりになるよ。
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カーテンで囲まれたベッドで
両足を広げ、へんてこな格好をさせられましたが
エコーや触診は無かったように思います。
覚えていないだけで、
実際はあったのかもしれないけれど
股の向こうにカーテンがあって…
という台には乗せられませんでしたね。
私は診察室の外、待合室で待機させられ
母と医師と看護師が中で何か話をしていましたが
「性器の色が変だから」
などと、見たことのない
ミラ子の局部を持ち出して
突然婦人科に連れていった母から
診察結果について聞かされることは
ありませんでした。
風邪をひこうが、熱を出そうが、
ケガをしようが…病院に連れていかない母が
町医者ではなく婦人科に連れていくことは
そもそもおかしい。
でも、幼かった私は追究することはせず
何を言葉を交わすことなく
その日は帰りました。
触れてはいけない空気
元々アップダウンが激しく
機嫌が悪いとご飯の仕度も家事もせず
ひたすらモノに当たる母でしたが
婦人科受診の後はしばらく
いつもと違う様子でした。
やっぱり、性的虐待の現場に乗り込み
行為を直接見た訳ではなかったけれど
何があったのか、子供に確認するまでもなく
母は分かっていたのだと思います。
婦人科の医師が何を診察したのかは
分かりません。
外傷や内傷かもしれないし、
被害者(ミラ子)のケアかもしれない。
再発防止のアドバイスかもしれないですし。
兄の行動=妊娠の可能性=婦人科受診
という風に、繋げて考えることが
この時の私にはまだ出来ませんでした。
薬を飲んだり、注射したり、オペをしたり
というのは無かったですね。この一回きりです。
だからやはり妊娠はしていなかったのでしょうけれど
母は性的虐待を知っていた。
父も知っていた。
このことを、読者の方には
記憶の片隅に置いたまま
この後の話を読んでいただきたいのです。