お金がなければ生活はできないが
本当にあった毒親の話は
ネタバレをぜひご利用ください。
崩壊した家族は、再構築どころか
歪みが大きくなっていきますが
唯一救われていたのは
父親に多少の経済力があったことです。
なにくそ根性でのし上がった父を
今では凄いと思えますが
この当時は、経済的な豊かさを
実感することは出来ませんでした。
働かずしてお小遣いを貰えたり
欲しいと願う前に物を与えられることが
どんなに恵まれているのか。
命があって、幾ばくかのお金が手元にあることだけは
本当にありがたいことですが…、
お金は手段であって目的ではないのに
父の一番大切なものは「お金そのもの」のようでした。
今時の子はアマギフを貰うのだろうか
キャッシュレス化が進み、
子供達ですら電子マネーやタッチ決済を使う
世の中ですから…
「クオカード」なんて死語かもしれません。
私の学生時代は図書カードやクオカードが
贈り物に選ばれたものです。
ただ、親から子に…というのは
入学祝とか進級祝いぐらいじゃないでしょうか…?
おそらく、当時住んでいた家の側に
セブンイレブンがあったので
父は「これでお腹を満たして」という
意味を込めてプリカをくれたのだと思います。
当時、ミラ子は現金でチョコを買ってご飯にしていたので
会話などから母のネグレクトを知っていたのでしょう。
でも、母に直接意見することも
自分が料理することもせず
ただ、お金さえ払っておけばなんとか
なるだろうと考えていたのでしょうね。
仮に私が父の立場であれば、
お腹をすかせ虐められている娘に
クオカードではなく
手を差し伸べますけれどね…。