父の会社に、未亡人のMさんの後釜として
入社してきたYさん。
子供から見てもお美しく
父の態度も、Mさんへのそれと全く違っていて…。
物理的距離は近くなったのに
絡まった糸は雁字搦めになり
家族はバラバラになっていきますが
唯一、良かったのは
食糧が手に入る店が近くにあったことでした。
故郷は、母の送り迎えなしでは
到底習い事へ通えませんでしたが
新居からは学校へも塾へも、公文へも
徒歩で通えるという環境。
学歴だなんだと教育ママの母は
ここでも習い事は続かず…
ミラ子にだけ辛く当たります。
モラハラで過干渉の母でしたが
兄・マサはこの海辺の街に引っ越したことで
付き合う友人や女の子が変わり
がらっと雰囲気が変わります。
そう、反抗期が増していくのです。
ようやく単身赴任が終わったのに
一家の時間は一向に増えず
父は趣味の車や、仕事にかまけていました。
色々な約束をミラ子にし、希望を持たせますが…。
性的虐待が終わって暫くすると
ようやくミラ子は初潮を迎えます。
誰にも言わないでと念を押したのに
普段米すら炊かない母が
当てつけのように赤飯を炊きます。
地味~に、モラハラは続いていました。
兄の素行を知らない同級生や上級生は
マサをカッコイイ、と褒め羨ましがりますが
全く羨ましがられる要素はなく…。
ミラ子が中学校にあがって暫くすると
突然、母方の祖母と祖父が
中学校のグラウンドに現れます。
片手で数えられるほどしか
対面での交流がなかったのに。
飛行機と新幹線と特急を乗り継いで…
兄とミラ子の写真を撮った足で
そのまま帰ると歩き出してしまう祖父たち。
父と母は慌てますが…。
母に対してはいつも「かわいそう」と
思っていたミラ子ですが
父に対しても「かわいそう」と思うようになります。
可哀想な父を、悲しませたくない…というように。
勘の良い方は、こういった
加害者に同情したり哀れむ
被虐待者の心理がお分かりになるでしょうが
ここでは詳しいことは省きます。
悪の頭上にも、太陽はのぼり
自分の感覚がおかしいのかと
自問自答する日々。
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